各部署の仕事内容・
それぞれの役割は?
みなさんの「部署の仕事内容」と
「その中での役割」について教えてください。
千葉
僕はバラエティ番組を制作する部署でディレクターをしています。具体的には、入社2年目のときに社内の企画コンペで採用された番組『99人の壁』の演出(チーフディレクター)を担当。番組を作り上げるため、スタッフの方々がきちんと動けるよう的確な指示出しをするのが仕事です。
清矢
ドラマ『やまとなでしこ』に憧れて、ドラマを制作する部署を志望しました。部署にはプロデューサーやディレクター、そしてそのアシスタント(AP・AD)が所属しており、ADは衣装担当や美術担当など、役割によって担当が分かれています。私はその中で、助監督(ディレクター)として監督と一緒に演出を考える仕事をしています。
羽山
報道局の取材センターは、社会部・政治部・経済部・国際取材部といった部に分かれており、取材する記者がそれぞれ所属しています。現在は政治部の野党クラブで立憲民主党の番記者をしています。
君島
情報制作センターに所属し、情報番組を制作しています。「情報番組」と一口に言っても、扱うジャンルによって番組の構成は大きく異なります。僕は『とくダネ!』のディレクターとして、番組内で扱う内容を決めたり、取材をしたりしています。
中野
スポーツ局には中継番組とニュース番組があります。ニュース番組といっても、それぞれの番組によってカラーがあり、私が担当している『S-PARK』は本格志向がテーマとなっています。私はスポーツ制作センターに所属し、『S-PARK』のディレクターとしてスポーツ選手の取材や番組制作を担当しています。
我が部でこそ味わえる特典!
これだからテレビの仕事は
クセになるものとは?
「我が部でこそ味わえる特典」や
「これだからテレビの仕事はクセになる!」と思う瞬間
を教えてください。
千葉
無理にデスクに座っている必要がないのが特典ですかね。それどころか、「あんまり会社にいるな! 使うかわからない資料をデスクで作っているくらいなら、映画を1本観てこい!」と言われたことがあります。多くの人やコンテンツから新たなアイデアを考えるのが仕事なので、日々たくさんの刺激を受けられるのが楽しいです。
清矢
映画やドラマに出演されている役者の方々のお芝居を間近で見られるのは大きな特典だと思います。あとは、良くも悪くも1クールのドラマが3カ月で終わるので、仕事にメリハリがあります。その期間はもちろん大変ですが、区切りがはっきりしているぶん達成感も大きいです。
羽山
歴史が動く瞬間を自分で取材して、歴史に残していくことができる。そしてそれを視聴者に届けられるのが報道の特典なのではないでしょうか。取材したすべての映像がテレビで流れるわけではありませんが、「FNN.jpプライムオンライン」というネットメディアで記事にすることができます。記事を読んでより深く理解していただけたらうれしいなと日々思っていますね。
君島
情報番組の特典は、世界的に見たら大きなニュースではなくても、今の世の中を切り取って掘り下げて視聴者に届けられるところだと思います。『とくダネ!』だと1つのニュースを20〜30分かけて扱うこともあるんです。古市憲寿さんと一緒に、アメリカの分断社会を取材するためにディープなエリアに足を踏み込んだのはいい経験でした。
中野
スポーツ中継は、番組だけでなくイベントを一から制作します。スポーツの魅力を最大限伝えるために、カメラやマイクの置き位置、新しい技術の導入、選手をどう見せていくかなど、トータルで考えていきます。4年に一度の大会だとしても、3年くらいかけて準備をする。選手やチームと長く付き合うからこそ、その競技や選手の魅力を誰よりも知ることができ、良い関係性を構築することできる。選手やチームスタッフと苦楽を共にすることができることが、この仕事の特典なのではないでしょうか。
今までの会社人生で
一番うれしかったこと
「今までの会社人生で一番うれしかったこと」
は何ですか? たくさんの思い出があると思いますが、
みなさん教えてください。
千葉
やはり『99人の壁』が社内の企画コンペで採用されたときが一番うれしかったです。企画書はあくまで自分の妄想を書いただけの状態で、まだ何も形になっていない。それがどんどん形になっていくのを見るのはすごく面白いです。
清矢
1クールのドラマが終わったとき、監督から「次のドラマでもまたよろしく」と言われて指名していただくのは本当にうれしいです。「またよろしく」と言われるのは、監督の演出に活きるアイデアを出して力になれたということ。助監督として監督から認めていただいた証。日々、そうやって演出の力をつけて監督を目指していくのが助監督の仕事です。
羽山
以前、多くの記者がいる中で唯一トランプ大統領に質問をすることができた瞬間があり、その経験はとてもうれしかったですね。
君島
2019年2月に笠井アナ(当時フジテレビアナウンサー)とアカデミー賞の取材をしにアメリカへ行きました。僕は映画が大好きなので、世界から評価される最先端・最高峰の映画が集まる場所で取材をできたことは本当にうれしかったですね。いい経験をさせていただいたと思います。
中野
ソチオリンピックの後に浅田真央選手の特番を放送することになり、1年半くらい密着取材を続けていたときのこと。浅田選手の「心の成長」を番組のテーマにしており、お母さんの死について質問をしなければならず、自分自身に大きな葛藤と迷いがありました。
1年以上悩んだうえで覚悟を決め質問をさせて頂いたときに、浅田選手が丁寧に答えてくれました。自分が真摯に誠実に向きあえば、相手も真剣に向き合ってくれる。本気は伝わる。そう感じられた、宝物のような思い出です。
仕事での“失敗”エピソード
「うれしかった」の逆で、「これはやってしまった!」
という仕事での“失敗”エピソードがあれば、
教えられる範囲でお聞かせください。
中野
陸上のマラソン取材のときに、ロンドン五輪直前に特別に取材に入れてもらえた時のことです。選手の調子があまり良くなかったタイミングでカメラマンが近くに寄りすぎてしまい、「そんな取材の仕方をするなら今すぐ帰ってくれ!」と監督から激怒されてしまい…その後泣いて謝り許してもらいました。今でもその監督とは良い関係ですが、とても勉強になりました。
君島
情報番組における最大の失敗は、寝坊ですね。目を覚ましたら担当番組の放送開始直前だったときがありました……(汗)みなさん、お酒はほどほどにしましょう。
清矢
ドラマは失敗しても撮り直せるので、現場での失敗はたくさんありますが、放送に直接つながる大きな失敗はないと思います。強いて言えば、仕事が楽しすぎて婚活を疎かにしてしまったことですかね(笑)。
学生のみなさんにメッセージ
それでは最後に、これから採用試験を迎える
みなさんに向けてメッセージをお願いします。
千葉
フジテレビはどんな年次の社員も若々しいだけでなく、入社年次に関係なく若手にも大きなチャンスがある会社です。僕が入社2年目で『99人の壁』を担当できたのが大きな証拠です。
清矢
「会社でどのように活躍して何を実現したいのか」を意識していることが非常に大事だと思います。千葉さんも言っていたように、フジテレビは本当に企画を実現できる確率が高い会社。意欲があれば、やりたいことを成し遂げられる環境が整っています。
羽山
就職活動は、ぜひいろんな人の話を聞いてみて判断してみてください。熱意が何よりも大事だと思います。それを忘れずに頑張ってください。
君島
「何か特別なことをしなくては」と焦る必要はありません。これまでも「楽しい」「やりたい」と思ってやってきた経験がたくさんあると思います。自分の過去を振り返ることで、きっと未来へのチャンスが見つかります。
中野
社会人になったら、人生の3分の1が仕事をしている時間になります。つまりその時間を充実させたほうが、人生が豊かになりますよね。自分に「向いている」仕事よりも、「好きで努力できる」仕事を選んだほうが充実すると思います。ぜひ自分の好きなことを見つけて仕事にしてください。
「テレビ番組を作る仕事」と言っても、バラエティ・ドラマ・報道・情報・スポーツと、扱うコンテンツによってやりがいや魅力、取り組み方は大きく異なります。入社の年齢や社歴に関わらず、大きなチャンスを掴むための環境が整っているフジテレビ。
「好き」を形にして人々にその魅力を届けられる、未来のテレビ番組を作ることができます。
今回の説明会やその他採用に関する情報はフジテレビ人事部のTwitter、Instagramで随時更新中です。
採用ホームページとあわせてぜひご覧くださいね。